素敵な明日へ僕らはたどり着ける
私の部屋の入り口には、2014年以降ずっとこの写真を飾っている。
Kin Kan。King of 関西。私が向井康二くんに出会った頃に結成され、彼が所属していたユニットだ。
今年の春、Kin Kanの1人だった平野紫耀くんがデビューすることになった。
第一報を聞いたとき、嬉しかった。本当に嬉しくて喜ばしくて、おめでとうって心から思った。
入った頃から見ていたから、なんだか子どもの成長を実感したような、そんな気持ち。
(まぁ自分紫耀くんどころかキンプリメンバー全員年上(かいちゃんは一応同い年)なんですけどね)
それと同時に、なぜか涙が止まらなくなった。
嬉し涙とは違った。
なぜか、悔しかった。
今まで自分のことに関しても悔しいと思うことなんて少なかったのに、悔しくてたまらなかった。
冷静になって考えた。
康二さんじゃなかったから。康二さんはデビュー組に入っていなかったから。仲間だった紫耀と廉が先にデビューしてしまったから。
だから純粋にKing&Princeのデビューを祝福できなかったんだ。
もちろん、今のJr.を見ていると、彼らのデビューが先なのは妥当だろうし、納得だってしている。
けれど、なぜ康二さんじゃないんだろう。康二さんだって実力はあるのに。
そう思うと悔しさが溢れたのだ。
Jr.担って、自担がデビューできないって、こんな気持ちだったんだ。
初めて知った感情だった。
(以前は7WESTからのジャニーズWESTデビュー云々だったためまた特殊だったのだ。)
今、SNS上では彼らのデビューについて批判が多く流れている。
それぞれが元々所属していたユニットが愛されていたキンプリに対して、
『それぞれ元のユニットのメンバーでデビューすればいいのに』『これじゃあ残されたメンバーがかわいそう』
という意見が大半だった。
なんでそんなことが言えるんだろう。
少なくとも、私は向井康二がかわいそうだなんて全く思わない。
本人がどう思っているかは、本人にしか分からないことだからあまり言及しないけれど。
それでも、康二さんは夢に向かって前を向いてるはずだから、私は彼のファンとしてその背中を少しでも押してあげたい。
ゴールラインであり、新たなスタートラインでもある地点まで、応援して背中を押したい。
そのために、涙はその日の内に置いてきました。
次に泣くのは康二さんの夢が叶うときがいいな。
そうしてくれるよね、康二さんなら。
そう思い込んだら、心が軽くなった。
忘れかけていたことも思い出した。
私は、向井康二という存在への"好き"を見る度にアップデートしていたじゃないか。
私が好きなのは、"その瞬間の向井康二"だったじゃないか。
それと同時に、私は"なにきん"へ少しだけ固執していた気がする自分の気持ちに蹴りをつけた。
あれは今でも大好きな楽しかった思い出。
"出会いは宝物"、まさにそうだった。
嫌いになるなんてことはできないけれど、たぶんずっと入り口には飾ったままだろうけど、それでも私は今の6人が一番大好き。
ありがとうあの日々。ばいばい。
"奇跡じゃない ただ素敵な明日へ"
私がブログ名にもしているこのフレーズ。
『WEST CHUCK STORY』という曲からお借りしているのだが、実は続きがある。
奇跡じゃない ただ素敵な明日へ
僕らはたどり着ける
"素敵な明日"に、彼らも、そしてファンも、いつかたどり着けると私は信じている。
そしてこんなフレーズもある。
いつかまた巡り会える
疑う余地はない
それがいつなの?それだけ
いつか、康二さんたちもデビューしたとき。
そのときに、また5人が心からの笑顔で集っているのを見たいな。
それまではキンプリも関西Jr.も頑張ってね。応援することしかできないけれど、全力で応援してるよ。待ってるよ。
と、上記の内容をあの日のうちに書いて、公開する勇気がなかなか持てずに1週間経ってしまいました。
その間に彼らは帝劇に行ってたので、このタイミングで出してみようと思います。
素敵な明日にたどり着けますように!できれば早めでね!(欲望丸出しごめんやで)
可能性と才能と未来の話。
なんだかんだちゃんとした記事を一つも出してなかったので、これを機に出してみます。
2017年8月、今年も関西ジャニーズJr.のアツい夏が幕を下ろしました。
大阪松竹座にて公演された舞台『少年たち 南の島に雪は降る』。今年は歴代ジャニーズが引き継いできた演目である『少年たち』に、これまた伝説的演目の『ANOTHER』の内容をミックスするという、題名が発表された時点で様々な憶測を呼んだ衝撃の公演となりました。見終わった今では意外といけた気もする。いろいろ思うところはあるけれど。
で。こんなふうにわざわざ説明してますが、私が言いたかったのは内容ではなく。
みんな向井康二の演技見た!?!?!?やばくなかった!?!?!?
一言で表すならば、
しんどい。(語彙力の無さ)
何がしんどいって、演技のうまさですよ。
もちろん、本職で活躍されている俳優さんなんかには及ばないとは思います。しかし私も一演劇ファンとして、自担だからといって甘々に褒めてるわけじゃなくて。(というか私には舞台畑出身で演技の達者な推し俳優さんがいるのでひいき目にもなりにくい)(またその話は後々出てきます)
でも。
特に一昨年と昨年と、主役級の役を貰った彼は、毎回、毎期間、しっかりと成長を遂げていたのですが。
今年は特に違いました。
あまり自分の感じたことを文章にするのは得意じゃないので、とりあえず二つだけ書いてみます。
- 表情の演技
今回私が特に成長を感じたのがここ。表情、特に目の演技。
元々表情の演技自体は彼の得意分野だったと思っていたんですが、磨きがかかっていました。
そもそも私は表情の演技がすごい人に惹かれる傾向がありまして。例えば前述の俳優の推し。ここで出すものでもないと思うので今回は名前は出しませんが、Twitterでの発言などでなんとなく察せますかね?その方は顔の左右で違った心情を表せたり(これは本当にすごかったし少し怖かった)、眉を器用に動かして表情を作ったりと、なんだか超人のようなことをやってのける俳優で。(ちなみに中身は変人というか変態。)
そして康二さん。今回出会った康二さんは表情だけでも魅せられる演技ができる俳優になりそうな雰囲気を持っていました。特に私が好きで、また進歩が特に見えたのは目の色を変えられるところ。目の奥から心情が見えるといいますか。
例えば『嗚呼思春期』を歌っている最中。闇に堕ちているような目が、少しの間閉じて、次開けたときには怒りに満ちた目、「やってやるぜ!」みたいなやる気が見えるような目をしていて。それを見たとき、私は本当にびっくりしました。語彙力無さすぎてどう表現すればいいか分からないけれど。とにかく、私が知っていた向井康二じゃなかった。たぶんパンフレットのインタビューでも言っていたように、稽古の間に心情をしっかり作れたからこそなんだろうなと思います。
それ以外にも、仲間に心情を見せないときも目は悲しそうだったりしてたんです。
それと、たまたま運良く、席が1部終わりに彼が走り去っていく通路の真横だったんですが、そのときも「悔しいっ!」っていう目してました。走るときはちょっと気抜いてもおかしくないのに、しっかり目から演技してたのはさすがだなぁと。
彼はもう少し磨けばいわゆる"憑依型俳優"になれる人材だと思うのでどなたか修行させてあげてくださいお願いします(誰やねん)
- 兄としての心情
これもすごかった。弟に一緒に帰って雪を見に行こうと約束するとき、自分だって不安そうな目してるくせに弟の前では頼れる兄でいる。
弟が自ら命を落としたとき、仲間が来るまでは素直に悲しみに暮れていたのに、仲間たちに責任を感じさせないようにするためか、弟自身が弱かったと言う。おそらくあのときもこれからもお兄ちゃんは自分1人責任を感じて生きていくんだろうな。
西畑兄弟の再会シーンなんかは、ずっと弟の形見のバンダナ眺めてるし。出所のときはみんなが前を向いてたり西畑兄弟が話してたりするときにバンダナに手を当てたり少年院?刑務所?の扉から見える海と空を眺めてたりするし。亡くなってしまった大西に弟任せたりするし。絶対責任しか感じてへんやん何それお兄ちゃん私も一緒に責任背負うよ()
今回総じて言えることは、康二さんは役の心情を自分に落とし込めて、"演技"ではあるんだけど自分自身に起きたことのように見せられる、作品の世界に違和感なく当たり前にいられるようになっていた、ということだと思います。
これって俳優として本当に素晴らしい才能だと思うし、それを伸ばせたらもっともっとたくさんの方々に認めてもらえると思うんです。
だから向井康二に演技のお仕事もください♡お願いします♡(終わり方も残念)